耐力壁

さて、復帰早々ではありますが、今回のテーマは、


耐力壁


ということで。

遡ること、それは上棟式のすぐ後です。
いくつかの部屋で、壁面強度に問題を感じ、第三木材側へ指摘をいたしました。
その結果、その部分に関しては「耐力壁」を導入する、ということで進めました。
そもそも、そのような指摘をこちらからしなければならない状況というのはいかがなものかと思いましたが、今後も「良いもの」を共に作っていこうという姿勢をまだ持っていたので、先方の技術力を査定する意味合いもあって、耐力壁の作成をお任せいたしました。

その後、先方から写真による報告書が「工事完了」という通知と共に送られてきました。
その内容はおおよそ「モノヅクリ職人の適正(人間性)」を疑うものであります。
また「技術や基準法の理解度」というものも大変怪しいと言わざるを得ません。
ひいては「第三木材法人の対応力、管理委託一級建築士の能力」を疑うものでもあります。

見たところ、何の変哲もない普通の耐力壁のように見えます。

耐力壁報告書写真その1

耐力壁報告書写真その2

(この段階で仮称「食品庫」の耐力壁の報告写真)




耐力壁報告書写真その3

耐力壁報告書写真その4

(同様に「洋室6帖」の仮称がついていた部屋の耐力壁の報告写真)



虚偽の報告

しかし、不安を感じたため、すぐに現地に急行してみました。
するとそこには想像以上の酷い惨状がありました。
「ペンは剣よりも強し」、映像はさらに強し!というわけでまさに「百聞は一見に如かず」。
ご覧ください。


耐力壁証拠写真その1

耐力壁証拠写真その2

耐力壁証拠写真その3

耐力壁証拠写真その4

耐力壁証拠写真その5

耐力壁証拠写真その6

耐力壁証拠写真その7

耐力壁証拠写真その8

耐力壁証拠写真その9

(釘が壁の表面よりもはるかに深く打ち込まれているのが分かる)




耐力壁の強度を上げるためには、写真のように釘を「打ち抜く」ことはやってはいけないのです。
補強材を「打ち抜く」ということは、強度を下げることにしかなりません。傷を付けているのと同じことなのです。
補強材を固定するのに正しい方法は表面で釘がぴったり止まっている事なのです。


キーワードは「強度」ということです。次回に続きます。

 

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